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 「三国越」石碑の前で

かねてから計画していた、童仙房ツーリングを敢行した。当初は自宅からスタートするつもりであったが、件の長女をJR柘植駅まで送る都合で出遅れてしまい、JR関西線新堂駅に車をデポることにした。昨日同様、風が身を切るように冷たい。かなりの厚着を余儀なくされた。新堂駅を発ったのは10時を過ぎていた。そこから県道133・伊賀甲南線で下友田・鞆田橋のたもとに出て、県道673・上友田円徳院線に合流した。すぐに県道50・伊賀信楽線で玉瀧から信楽・神山をめざした。しかし寒い、覚悟はしていたがめげてしまいそうだった。心なしか今日はペダルも重かった。にほんブログ村 自転車ブログへ

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 県境:三重県槇山両国橋にて

槇山を過ぎると、道幅は一段と狭くなる。ここから6キロ足らずで信楽である。時折陽射しが顔を覗かす。ほどよい上り勾配がひとしきり続く。森の中に入ると、悩ませていた風も随分と和らぐようだ。河合川沿いに所々、荒々しい岩肌が露わになり、ツーリング気分を盛り上げてくれる。
 
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 大戸川北流が見えてくると、信楽町神山である

国道422号線に合流し、直ぐに県道334・多羅尾神山線を左に折れた。大戸川沿いに多羅尾をめざし、さらに高度を上げていく。この辺りで、雪がチラホラ舞っていた。「ついてねぇ〜」とぼやきながら、仕方なく進むしかなかった。この道も適度な上りが続き、寒風に晒されながらも徐々に体の温もりを感じてきた。

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 教育キャンプ場前にて−多羅尾まで7キロ弱

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 茶屋出の交差点−右方向に進む

多羅尾小学校前の集落道から、いよいよ童仙房への抜け道へ向かう。この辺りには、それの標識は一切見当たらない。初めてのコースならば、実に心許ない場所だ。おそらく不心得な部外者の通行を、わざと避けるためなのだろう。

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 童仙房への間道

多羅尾の集落を走りすぎると、いよいよ童仙房への抜け道がある。枯れた舗装路で、ほどよい上り勾配が続いている。ここを走るのは二度目である。晴れ間が多くなってきた。

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 山里の古刹−ないおん寺

峠を越えると、急坂を一気に下る。ほんの少し二車線の舗装路があらわれると再び狭隘な地道になる。野殿地先で、田圃の若芽を啄む大鹿二頭を見かけた。急停止して、カメラを取り出す間もなく山中へ消え去った。森の中を、ただひたすら駆け抜けた。それにしてもめざす童仙房は遠い。ようやく童仙房小学校が視界に入ってきた。ほっとした。

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 ないおん寺前の休憩所で昼食タイム

童仙房小学校から和束方面へ直ぐのところに、ないおん寺がある。数ある山寺の中の穴場的小寺である。ここまで約37キロの道のりであった。3時間余りを費やして辿り着いた。本日のゴールをここに決めていた。折りから陽光も射し始めた。案の定、お握りは冷たく味気ないご飯の塊になっていた。東屋の中は陽を遮り、思わず外に出て疲れを癒した。

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 童仙房小学校−帰り道の確認をする

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 島ヶ原方面から標識を見る

童仙房小学校前から南山城林道をひとしきり上った。途中で左膝に痛みを覚えてきた。再び野殿に戻り、ここから最後の難関三国越である。

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 願うべくもない陽光が射してきた−三国越をめざす

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 三国越線の標識

下り基調を勝手に期待していたが、思わぬ上りに手こずった。ますます左膝は痛んでくる。救いは、晴れ間が背中を押してくれたことだった。
やっと峠に辿り着いた。一気に展望が開けた。島ヶ原方面が一望できた。

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 島ヶ原・中矢までフル・ブレーキング

下りはブレーキングに全力投球であった。指が痺れるほどであった。何より、不安定であった天気が晴れ模様になったことだ。中矢からゴルフ場沿いの上りは、無理をせず押し歩きをした。左膝はかなりの痛みを伴ってきた。西山地先からは快調にペダルを進めた。JR伊賀上野駅から、関西線沿いに県道680・高倉佐那具線を全速フル回転で走った。天気が味方につくと、こんなに力が出るものか。しばし、膝の痛みも忘れる勢いであった。午後4時過ぎにデポ地、新堂駅に帰ってきた。走行距離67キロであった。本日のコースは、信楽回りで正解であった。
2007.03.18 / Top↑
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